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長い体験へ

朝日新聞『絵本作家 荒井良二さん(56)』
山形市出身の絵本作家荒井良二さんに、この1年を振り返ってもらいました。東日本大震災の被災地でのワークショップなども精力的に続ける荒井さん。新年へのメッセージを込めた年賀状代わりのイラスト作品も描いてくれました。
東日本大震災の被災地でワークショップを行った荒井さんはインタビューで「現地に行き、被災地の人と交流を持った活動がしたいと思いました。物資と違い目に見えない支援だけれど、10年、20年たってワークショップの記憶が参加した人の何かの手助けになればいいと思っています。」と語っている。

荒井さんの言うように、体験というものは子どもたちに対して、即効的に響くものではないと思う。気球を制作していて、30歳前後の僕らと小中学生の生きている時間に差があることも実感する。どのような体験も子どもたちにとっては生きている間の僅かなものだ。だからこそ、子どもたちが十数年後に「そういえば、あのときこんなことがあったな」と思い返してくれれば、そして、それが希望に繋がってくれれば、とても嬉しい。

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