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夢のゆくえ

風船縁に手紙の交流 ヒマワリの種、あさぎり町から宮崎へ
あさぎり町の児童が人権の花運動で飛ばした風船と花の種が、宮崎県南部の串間市の児童宅にたどり着き、手紙の交流が始まった。
ヘリウムが入手困難になっている問題が続くと、このようなイベントもできなくなるだろう。ケンブリッジ大学の化学者Peter Wothers氏はヘリウムの枯渇問題について、風船に使うことすらも問題視している。2009年に使われたヘリウムの10%は風船に使われたそうだ。

資源、環境への配慮を考えるとバルーンリリースをすることは問題視されるだろう。

ただし、風船に結びつけて放ったものが、見えない他者と関係を築けたことで、子どものその後の価値観が変わるかもしれない、ということも考えてしまう。

この意見に対しては、産業的リスクの方が大きいという意見もあるに違いない。

何を大切にするかで判断が変わるのは当然だが、おそらく今後、ヘリウムの価格が上がることは確かだろう。そこで思うのは、「子どもに夢を与えたい」という想いでバルーンリリースをやっていた大人たちが、バルーンリリースがコスト面でできなくなっても、バルーンリリースをすることで編み出せていた「夢」を別の形で行う「工夫」だ。

あったものが無くなったことで、伝えられなくなるというのは敗北だと思う。

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